キラウェア火山の紹介

ハワイ諸島は太平洋の真ん中に位置する。
キラウェア火山はハワイ島の南側に位置する。
典型的な盾状火山で、水平方向に長く、海面上に出ている部分だけでも長さは80km以上もある。
山頂部には直径4kmのカルデラが存在し、
その中に山頂での活動の中心地である1kmの火口ハレマウマウがある。
ハレマウマウでは今も大量の硫化水素を噴出している。
また、ここはハワイ原住民のペレ神信仰の場でもあり、
火口縁には花がささげられている。



山頂火口から南西方向へ「南西リフトゾーン」
東へ「東リフトゾーン」が延びている。
リフトゾーンは火口やピットクレーター、割れ目が走る帯状の地域で、しばしば噴火活動を起こす。
1983年から20年間も熔岩を噴出しているプウオオ噴火口は東リフトゾーンにある。



ハワイ島は南からキラウェア、マウナロア、フアラライ、マウナケア、コハラの5つの火山から作られている。
このうちキラウェア火山とマウナケア火山は世界でもっとも活発に活動している火山である。
マウナケアもマウナロアも標高4200mを越える山で、冬はしばしば雪で山頂は白い。
マウナケアには少なくとも過去3回の氷河を経験しており、
氷河擦痕(氷がすべるときに石の表面につけた傷)など、氷河の痕跡を山頂に見ることができる。



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