地層大切断面
三原山の火山灰の層が無数に積み重なります
伊豆大島の火山
三原山
伊豆大島は東京の南の海上に位置し、富士山や箱根、伊豆半島の延長線上にあります。ここでは約100万年ほど前から火山活動がありましたが、大島の原型は数万年前にできたといいます。島の中央の三原山は記録に残っているだけでも24回もの噴火の歴史があります。最新の噴火は1986年11月にあり、島の住民が全員島から離れるという事態にまで発展しました。溶岩は三原山山頂や、それを囲むカルデラというくぼ地の中、そして山腹から山を切る亀裂に沿って噴出し、人々を驚愕させました。
伊豆大島は観察に適した非常に興味深い火山です。これから活火山、伊豆大島三原山をご案内いたしましょう。
筆岩
ここにはかつて火山があり、その火道に残ったマグマが硬い岩石になり、波による侵食に耐えてこのような筆のような岩として残りました。
三原山
1986年11月に山頂で噴出して流れ出した溶岩が黒い帯になって見えます
1986年11月の山腹の噴火口C5
1986年11月の山腹の噴火口C3