カラパナ
 プウオオ溶岩流に東から近づく



クムカヒ岬から137号線を通ってカイムへ向かう137号線は溶岩流に阻まれてここで終点となる。終点は観光地になっていて、観光客用のハンバーガー屋と土産屋がある。ここから南と東には広大な溶岩原が広がる。1990年に流れてきた溶岩である。

  
左:カイムのロータリー
中央と右:カイムに流れ込んだ1990年の溶岩流。右の写真の右側にうっそうと茂る熱帯雨林が見えるが、もともとこの溶岩原もこのような熱帯雨林に覆われていた。


ロータリーに車を駐車して溶岩原へ歩き出す。よく観察すると、直径数十センチくらいの穴が開いているところがある。溶岩樹型である。溶岩樹型は木が生えているところに溶岩が流れ、木の周りを溶岩が覆い、木が燃えてなくなってできるあなである。溶岩が流れさると筒状のものができ、ここカイムのように、溶岩がその場に残って流れ去らないと、穴だけの溶岩樹型ができる。
日本語ではどちらのタイプも溶岩樹型とまとめられているが、英語では前者をLava tree、後者をLava Mold と言って分けている。



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